


唐突に申し上げますが、
現在の国内での歯科治療において、「保険治療」には限界があります。
私自身、Tokyo-Ite Dental Clinic(以下 TIDC)開業以前に働いていた、大学附属病院や横浜のクリニックにて、歯痒い思いをする経験を多々重ねてきました。
TIDCでは、患者様の利益を最優先するため、「保険」という垣根を取り払い、「自由診療」のみを取り扱うことといたしました。
また、出来る限り安価で最良の治療を患者様に提供するために、会員制歯科医院という診療形態も開始いたしました。
これは、月会費をデポジットしておくことにより、いざ治療する時に当日の支払いを少なく出来るシステムです。
(国民健康保険の「保険料」のようなものと思っていただければ分かり易いかと思います)
さらに、デジタル診療を導入することにより、技工士さんを挟まないので、技工料や中間マージンを差し引ける分、費用を安く収めることを実現しております。加えて、製作日数も短縮することで”1Day治療”を実現いたしました。
また、毎月のデポジットが無駄にならないよう、会員の皆様には歯ブラシや歯磨き粉等の消耗品の定期支給・会費別の定期クリーニング・ホワイトニングのサービスを行っております。そうすることで、エイジングケアにも貢献できるようにいたしました。
*法人・企業様向けのコースもご用意しております。
私は、国家試験合格後、恩師の一人である渕田慎也先生(神奈川歯科大学 教育研究部 准教授)の勧めで医科歯科大学で開かれている勉強会に参加する機会を与えていただき、歯周病は慢性疾患であり生活習慣病であることを痛感いたしました。
そこで、糖尿病専門医である父に生活習慣病・慢性疾患への向き合い方を教示してもらうことといたしました。
慢性疾患は定期的な通院に加え、患者様自身が病気と向き合わなくては快方に向かっていきません。歯周病は、歯科衛生士(以下DH)によるプロのクリーニング(以下PMTC)を行わなければ治療と予防の両立が出来ないのです。
ご自身の知らないうちに歯周病が進行し、自覚時(口臭の発生や,歯のぐらつき…etc)にはかなり進行しているパターンが多いのです。
歯を失うことは加齢変化であり、歯を失うことにより顔貌の変化が起き、全身の筋力の低下を引き起こすことで肉体的な老化につながります。
また、歯周病における口臭は周囲への不快感を与えます。自ずと会話が億劫になり、仕事への障害を生みます。もっと言えば、社交場への勧誘率が下がり、精神的な老化へとつながってしまいます。
TIDCでは、ファッションを楽しむように口腔ケアを楽しめるようなクリニックを目指しています。
*自由診療のPMTCと保険診療のPMTCの違いについては、DH内田による記事をご参照ください。
私は現在、神奈川歯科大学大学院 二瓶 智太郎 教授の元にて、材料学の研究にも力を注いでおります。
この分野を選択した理由は、医科の日進月歩が薬剤の進化に依存するように、歯科の日進月歩は材料の進化によってもたらされていると言っても過言ではないと考えているからです。
そして材料学の目線から、今後の国内の歯科治療はどうなっていくかと予想をした時、
『審美なんて当たり前』の時代がやってくると、私は考えています。
そのため、私は、患者様に正しい知識を持って最良の材料を選択していけるように、この分野にて研究を続けております。
昨年は学会からのまさか論文賞を頂くことができ、ますます患者様への貢献が出来るのではないかと驚きと喜びで胸が躍りました。今後も現状に満足することなく精進してまいります。
Tokyo-Ite Dental Clinic 院長 黑田哲郎